# ヘッドレスコマース用ストアフロントのMobifyがSalesforceに買収されたことの意味するところ
ボケっと会社のSlackを見てたら Salesforce Signs Definitive Agreement to Acquire Mobify というニュースがシェアされていました。
# ヘッドレスコマースとは
自分がこんなところで語るほどのことでもないけれど、裏側のCMS(商品をストアに登録したりとか)と表側のストアフロント(エンドユーザーがお買い物する)を分離することで、よりユーザーが求めるようなイケてるUI/UXを実現できるというアレ。
エンドユーザー向けという文脈以外にも、効果測定用のタグを埋め込みたいのに出来ないとか、そういうのあると思うんです。
でも、サインアップ/サインインとか買い物かごとかは、そのプラットフォームのものを使いたいわけで、そういうのはフロント側からAPIとかGraphQLとかで〜的な。
# Salesforce Commerce Cloudでもヘッドレス
Salesforceは元々Demandwareというインターネットショッピング用のプラットフォームを買収していて、それをSalesforce Commerce Cloudという名前でビジネスを提供していて、世界中で様々なeコマースサイトがそれで動いているわけですが、How to Launch a Headless Commerce Approach With Salesforce Commerce Cloudのように、ヘッドレスにも力を入れてきています、と。
もちろん、他のプラットフォームのMagentoとかShopifyとかもヘッドレスは注力している分野。
先日、Shifterさんのイベントに登壇させていただきましたが、そこでもWordpressをCMSとして、フロント側はJamstackなことが出来る Shifter Headless を今年の4月に立ち上げられています。
# ヘッドレスコマースにおける検索といったら、、
ちょっと宣伝っぽくてアレですが(笑)、AlgoliaおよびInstantSearchは、フロントから直接Algoliaのインデックスに検索リクエストを行う形になっていて、裏側でCMSからAlgoliaにデータをインデックスする仕組みがアレば、ヘッドレスなアーキテクチャと非常に相性が良いです、と。
もちろん、Salesforce Commerce Cloudでも Announcing Algolia headless commerce integration for Salesforce Commerce Cloud のように、AlgoliaのCartridge(SFCCではプラグインのことをカートリッジと呼ぶ)を使えば簡単にそれが実現できますし、ShopifyやMagentoにもプラグインがあります。
例えば、LiveCoding session: Enhance your commerce front end with great search & discoveryのように、Unified InstantSearch for E-Commerceを使えば、サクっとイイ感じのSearch and Discovery体験を構築することが出来ます。