# その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」
私のタイムラインで話題沸騰中の小野和俊さんによるその仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」を読みました。
眠りに落ちる前に、ちょっとずつKindleでベッドの中で読みました。
SIerで金融系の大規模な開発プロジェクトを経験し、楽天で開発にまつわるあらゆることを体当たりでやってきて、AWSでStartup企業のお客様をメインに担当させていただいてきた自分には、どのエピソードもとにかく刺さりまくりで、あそこの現場に小野さんみたいな人がいてくれたら、、とか思ったり、逆に、なんで自分はあの時にあんな振る舞いをしてしまったんだろうとか、色んなことが走馬灯のように。
# 7月30日
Twitterに👇のようにつぶやいたのだけれど。この言語化ハンパないというか。
この「山」と「谷」の話は、前々から何となく思っていたけど、思いっきりズバっと言語化してもらえて痛快だ。
プロダクト開発だけでなくても、なんとなく闇雲というか。声の大きい人が、、みたいな場面を何度もみてきたけど。どこ目指して何するのかを決めてコンセンサスを得ない限りは…っていう。
この「山」と「谷」の話は、前々から何となく思っていたけど、思いっきりズバっと言語化してもらえて痛快だ。
— Eiji Shinohara (@shinodogg) July 30, 2020
—
その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」 小野 和俊 https://t.co/fq2AgoJKTq via @amazonJP pic.twitter.com/5CDdCPhver
# 7月31日
若い人やWeb系開発者の人は知らない人も多いかもしれないけど、HULFT。
HULFT懐かしいなー、TISにいた頃は金融系の部署にいた事もあって、よくutlsendとかしてたものです 😃
とは言え👇のように、前のプロジェクトでこの構成にして上手くいったから、、みたいな感じだったのかもしれないけども、、
単に下っ端だっただけかも知れないけど、確かに”何でHULFTを使うのか?”みたいな議論は聞いた事ないくらいのデファクト感だったような気がする
そして、ここからのペアプログラミングに関するエピソードなんかは、心当たりがありまくりでテンション上がってしまったり。
うおぉ、このペアプロのエピソードも分かるなぁ〜
— Eiji Shinohara (@shinodogg) August 1, 2020
TISでペアプログラミングをしてた時は本当に毎日が学びの連続で楽しかった💻
楽天で本番環境で作業する時のバディもそんな便利コマンドあるんだ!とか。
開発現場を離れて久しいけど、多様性のあるチームで仕事する大切さみたいのを思い出します。 pic.twitter.com/wdXiLDR5Ys
# 8月1日
そして、小野さんがテンパってた時にタホ湖にいってリフレッシュしたのが良い方向に繋がった、なんていうエピソードが、自分がサンフランシスコに滞在してた頃に、現地で出来た友達が連れてってくれたこととか思い出したりしつつ、あの頃は、どうやってベイエリアに移住して上目指すか、みたいなことばかり考えていたものの、結局夢は叶わずというか、あまりメリットを感じなくなってしまったというか、、
この本で一番オススメしたいところはどこですか?って言われたら、このソースコードレビューのところかな、と。若かりし頃に、殺伐としたレビューでフルボッコにされて、泣きそうになったりして、アレはアレで自分にとっては良かったけど、万人受けするやり方ではないのかもしれないなぁとか。そして楽天の頃も開発者をレビュー中に泣かせてしまったことがあって、とにかく猛省したし。。
この、ひよコードのエピソードからの、ソースコードレビューに関する記述は大変示唆に富んでる。ソースコードを書いたりレビューしたりすることを生業にしてる人なら、この章を読むだけでも思いっきりペイすると思う。
— Eiji Shinohara (@shinodogg) August 2, 2020
そして、自分は本当に未熟なリーダーだったな、、と身につまされるというか…。 pic.twitter.com/L3vvyh6Y4Y
# 8月2日
小野さんがこの本を通して強調している多様性に関しては、本当に共感するというか、同じような人ばかりが集まって、同じようなアプローチで自己満足に近いようなやり方はいずれ頭打ちに合うので、、みたいなことは分かっちゃいるけど、いざ自分が採用をする側になった時に、どうしても失敗しない方向というか、偏ったところに肩入れしてしまう部分が多かったりして。改めて考え方の軸としてしっかり持っておきたいな、と思ったり。
最後の家庭教師の方のエピソードは響くというか、やっぱり凄い人には良い出会い人や書籍との出会いがあったり、そして、40になって思うのは、若い人にどうやったら良い機会を提供できるのかな?とかそっち目線というか。
と、まぁ、とてもエモい本なのだけど、最新技術原理主義というか、なんというか尖っていたかった20代の頃とかに、この本に出会えてたら、また違ったサラリーマン人生があったと思うので(とは言え、自分もこれからまだまだ頑張っていかなきゃいけないことには代わりないけれどもw)、是非若い人にも読んでもらえるとイイんじゃないかな?なんて思ったりしました。